内野ってどこ?


福岡県飯塚市旧筑穂町にある内野地区。

旧筑穂町は福岡県のほぼ中央に位置し「福岡のへそ」とも言われています。

内野は長崎街道の一つで内野宿と昔は栄えており、大名行列が通ったり、シーボルトも休憩していったと書かれて文献もあります。今でも街並みに昔の宿場町の面影が残っています。

 樹齢400年経つ大イチョウは内野のシンボルで紅葉の時期は地元の人はもちろん、他の地域からも見物に来られます。

 地元の老松神社のイチョウもみごとですが、案内板には『宝治2年(1248年)当地が大宰府神領のゆかりから菅原道真公の神霊を勧請して小宮山(宗賢寺山)に創建された。天正元年(1573年)現在地(内野関屋)に遷った。』とあり、格式のある神社のようです。子どもを抱えている狛犬がおり、とても愛らしいです。

  筑前内野駅の裏にある梅林には、有志の方が作って下さった「内野バイシクルパーク」があります。

子どもたちが木々の間をグルグル回れる通称「ハムスターコース」から、プロの方々が走るコースもあり、くねくね道を物凄いスピードと駆け抜けてくる様子は迫力があります。

 筑前内野駅(筑豊本線)が小学校裏にあり、原田方面から博多駅へ行ったり、桂川方面から博多駅や直方方面にいくことができます。

 


うっちーの。って?


うっちーの。はPTA活動ではありません。

内野地区の有志のお母さんが集まって活動しています。

その想いは「学校をつぶさないこと」「児童数を増やすこと」夢は大きく(笑)

 なぜなら、これまで内野小学校は何度か統廃合の話が出てました。その度に住民の反対で白紙に戻されてました。ただ、全児童数が30人を切ってしまうとまたその話が出るかもしれません。こんな小さな町の小学校がなくなったら…。今、現在通ってる子、小学校に通うのを楽しみにしてる子。その子たちのためにも、子育て世代がきてくれるようなことができないかと集まったのが、始まりです。

 2015年からこれまでに毎年おさがり交換会をしたり、一緒にお弁当を作って、大イチョウの下で食べたりするイベントをしました。地域や小学校を気に入って子育て世代が増えるよう活動を続けていきたいと思います。


内野小学校ってどんなところ?


内野小学校は校区外登校特別指定校です。飯塚市にお住まいの方なら誰でも通えます。

現在、児童数37人。(2020.4.1)

2~3年生と4~5年生が複式、1,6年生が単式の4学級です。少人数なので、ほとんどが縦割り活動で、子どもたちはみんなきょうだいのようにケンカもしますが仲もよいです。

保護者として内野小学校の素敵なところは、 

①子どもたちは基本、学校の中では裸足で過ごします。

(強制ではありません)外で遊ぶ時も裸足の子が多く、そのためか、風邪やインフルエンザなどでの欠席が少なく、心も落ち着いているように思います。

②また、運動会や学習発表会などの行事では、一人ひとりが発言したり活躍する場が多く、入学時は引っ込み思案で心配だった子も、学年が上がるにつれて人前に出るのが当たり前になり堂々とした姿は頼もしく感じます。

③学習面では、少人数なので授業の中で何度も復習できたり、発表できたりしているようです。また、複式学級では、下学年は上学年のまとめ方や発表の仕方をお手本にすることができたり、上学年は下学年にわかりやすいように教えたりとお互いによい刺激になっているようです。

週3朝マラソン

週3回、朝マラソンがあります。

時間内に自分のペースで、校庭を走ります。

秋には、学校周辺の地域を走るマラソン大会があり、子どもたちは去年の自分の記録を更新しようと頑張っています。

歓迎ウォークラリー

歓迎遠足のかわりに歓迎ウォークラリーがあります。縦割り班で各ポイントを回り、先生とじゃんけんしたり、1年生を6年生がおんぶして坂を上ったり、内野のまちを探検して、子どもたちも楽しんでいます。

梅干しづくり

筑前内野駅裏にある学校の梅園で採れた青梅の梅ちぎり~選定~袋詰め~注文・販売、梅干しづくりまで子どもたちがします。

その売り上げで3学期に全児童でスケート教室へ出かけます。